分かり難い(7/25大引けの講義)

「25日の日経平均株価は前日比370.11円安の4万1456.23円と3日ぶり反落し取引を終了した。」

難しい市場だと思いますねぇ。理屈でいけば買いづらいはずなんですが、なんか材料が足りないだけで、もう少し動きが出てもおかしくない気もするんですよね。なので、自分としては「手持ちが上がれば売るけど、先物では買う」というスタンスというか、売れないときは先物売りでヘッジをかける感じで、昔に現場でやっていた頃のような、ちょっと微妙な雰囲気に近い気がしています。ただ、それだけ高度な売買が求められるような市場かというと、そうでもなくて、正直、トランプさんの脅し交渉で相場が上がるというのも、ちょっと癪に障る感じはありますね。

決算は、全体としてそんなに良いとは思えないんですが、実際には自社株買いなどが絡んでくることで、株価の反応はまた違ったものになってきています。そういうところが非常に扱いづらいところで、決算内容が悪くても上がることがあるし、かといって人気離散型の銘柄が下がって、選ばれた銘柄だけが上がるような今の地合いは、どこか去年の急落前の雰囲気にも似ていますし、もし月末のリバランスでその均衡が崩れたら、ちょっとやっかいだなと思っています。

まあ、しっかり気をつけて見ていくつもりではいますが、外資がまだ売り切れていないような気もしますし、そういった需給を考えると、今後はNY市場の動向次第で何か引っ張られる要素が出てくるんじゃないかと思っています。金利の低下も要請されていましたし、欧州の関税、中国との進展といった材料も控えていますから、前向きに考えれば「まだ大丈夫なはず」なんですがね。今日の後場の先物の商い非常に変だったので、気になっています。

5602栗本鐵工所、6597HPC、3984ユーザーローカル