銘柄記録9月12日:今日の市場の見方

9/12備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

8801 三井不動産
総合不動産の大手で、三菱地所と二分していると言っても過言ではない存在です。マンションや賃貸ビルが主力ですが、最近は非所有物件の開発事業なども拡大中で、提案型・外向きの動きが強まってきたと思います。金利上昇で支払い利息は増えて営業利益は横ばいですが、持ち株売却で十分補っています。宇宙開発関連にも手を出していて、TICADでも宇宙事業に力を入れる姿勢を確認できますから、アフリカ関連の一角としても見ておきたいところです。

9022 JR東海
東海道新幹線と在来線12路線を保有。収益の7割以上を新幹線が稼ぐ、まさに「新幹線の会社」です。万博特需で増収しているものの、人件費や修繕費の上昇で営業利益は伸び悩み。ただ、コストカットや値上げ効果もあり、会社の見方はやや保守的に感じます。PER9倍台、PBR0.89倍というバリュエーションを考えると、不動産事業も含めて投資妙味はあると思います。

5333 日本碍子
セラミック技術を持つ企業で、排ガス用ハニカムや半導体装置向けなどを展開。アジア向け自動車の回復やコスト低減の効果は出ていますが、関税逆風や蓄電池の不調で減益になっています。ただ、改善の兆しも出ていますし、関税問題が一巡すれば動きは変わってくると思います。ここまで株価が上がってようやくPBR1倍という状況なので、割安感はまだ残っていると見ています。自動車関連が動き出すタイミングで触ってみたい銘柄です。

2321 ソフトフロント
コールセンター向けAIロボットとクラウド電話が柱。AIロボット「コミュボ」が大きく伸びてきており、業容に変化が出始めています。CMSも停滞から脱しつつあり、資本増強も達成。こうした低位株は金融相場の中では、主力が一服すると資金が集中することも多い。もともと仕手性が強いだけに注意は必要ですが、相場の色気はある株式です。