思惑(9/17お昼の講義)
「17日前引けの日経平均株価は5日続伸。前日比93.52円高の4万4995.79円で前場の取引を終了した。」
自民党の総裁選が終わる4日以降は株価が下がると言われている割には、相場は強く感じます。市場関係者に言わせると「総裁が決まった後は、自民党が総裁選で逆転する」とまで言うんですよね。そうなるのかどうかは分かりませんが、そういう見方もあるようで、自分としては「そうなのか」くらいに聞いている感じです。結局、誰が総裁になるかで雰囲気は変わる気がしますし、この相場だって買われる銘柄は寄与度頼み。半導体の中での循環にも大きな変化はなく、個人投資家としてはまだ乗りにくい展開だと思います。
一方で、バリュー株は昨日は堅調でしたが、朝には売り物が出る動きが相変わらず続いています。結局、センター銘柄(主力)が上がる地合いにならないと、余剰資金が流れず、上昇の勢いが鈍くなるんですよね。そう考えると、投資家の本格参戦はまだ先だと感じますし、個人大口投資家も全体を眺めながら様子見、といった印象を受けます。
ですから、一部の主力以外は一定の水準までは買っても、それ以上を積極的に買うほどの信頼感は薄い状況。主力の買いが止まれば株価も下がるリスクがあるので、やはり主力株が落ち着いて、そこから材料株が動き出すようになったのを確認してから、本格的に動いても遅くはないと思っています。
3864三菱製紙、8113ユニ・チャーム、4883モダリス