銘柄記録9月17日:今日の市場の見方
9/17備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
6517 デンヨーは可搬型エンジン発電機や溶接機でトップの企業。先週一度書いたあと、週末から動意が出てきました。ただ、市場全体が少々難しい動きになってきており、今日あたりは警戒感が強まる可能性もあります。そうした中で同社のような軽量株が大きく下がる場面があれば注目しておきたいところです。非常用電源は震災以降需要が伸びており、DYなどでも使われています。米国では住宅建設用具の在庫調整も進んでおり、関税による収益減はあってもおおよそ織り込み済みになってきています。
9769 学究社は東京西部を中心に、小中学生向けの塾「ena」を展開。特に都立中高一貫校受験に強みがあります。新たに始めた都立・私立コースが本格化して生徒数が増加。人件費の上昇分も今期収益でカバーできており、株式売却益などを見込まなくても収益基盤は堅いと考えられます。少子化で中小の学習塾は厳しい環境にある一方、こうした実績ある企業には安心感から生徒が集まりやすい状況です。
6928 エノモトは半導体用LEDリードフレームやコネクター用部品を手がける大手。微細加工の金型に強みがあります。コロナ禍での自動車需要低迷や中国経済の不振もあり、業績は一時落ち込みましたが、最悪期は脱した模様です。同社の事業は繁忙期と落ち込みが読みにくく、ある意味で電子部品株のような動きをします。高い技術が求められる半導体関連や自動車需要の復活から、来期以降は本来の水準に戻る可能性もあります。現在のPER0.5倍前後という評価は本来の実力から見て低い印象。
2413 エムスリーの株価は8月半ばから下がらず、居所が変わったように見えます。要因としては、低迷していた米国事業の浮上や、新体制による支援事業の強化が収益改善につながっている点が大きいです。福利厚生事業の買収、予防医学の徹底追求、医療従事者向け商品開発など、多角的な展開が功を奏してきました。医療従事者の不満やニーズをプラットフォームから吸い上げ、データを自社の強みに変え始めた雰囲気があります。