しぶとさ(9/24お昼の講義)
「24日前引けの日経平均株価は反落。前営業日比193.36円安の4万5300.30円で前場の取引を終了した。」
読み通りの日立の動きと、日経平均の停滞。この日立の頑張りがある限りは、市場全体に大きな問題は無いと考えています。そもそもこの株が夏前から市場を引っ張ってきた存在で、いまの日経平均の上下に直接関係しなくても、物色対象として狙いやすい銘柄です。市場が一巡したときに再び注目を浴びるとなれば、その底堅さは際立ってくると思うんですよね。
逆に言えば、後場から日立がダレてしまうと、全体の買い疲れを感じるわけで、ある程度の調整は必要になってきます。さらに、材料株が伸び悩んでいる流れを見れば、指標株が動かなくなったときには何らかの問題が起きていると考えるのが自然でしょう。まあ、週末に札幌で話をしたときのイメージ通りの動きなので、ここはしっかり観察しながら形を作っていく感覚が必要だと思います。
それにしても、日立がまるで仕手株のように一気に上がってきたので、新規で買うのは少々やりにくい。日経平均もダレていることもあって、気持ち的にはややつらさを感じますし、自分としては少し落ち着いて見ています。だからこそ、狙いを絞るスタンスが大事で、配当や割安株、さらには2月・8月決算銘柄の好決算狙いといった「普通」の9月投資に戻って欲しい気がします。
気温も下がってきましたし、そろそろ相場も変わってほしいところですね。
8113ユニ・チャーム、7202いすゞ、4883モダリス
