感じが残っているか?(9/29朝の講義)
三月末に大きく下がった需給相場を気にして、先週末の夕方は大きく下落しました。ただNYが健闘したことで、まあ権利落ちあたりで止まったという感じですよね。バイアスがかかりやすい市場だから、下がり始めると一大事のような気持ちになりますが、休みを挟んで冷静さを取り戻すと、9月相場はとにかく益出しだったり、後半の運用スタートで買い方有利な展開になるものです。とはいえ、この需給相場に金融相場が乗っかると、簡単に言えば八百長に近い部分もあって、主体者の気分次第なんですよね。
三月の時は、あることないことをメディアがネガティブに騒いだ結果、月末は大幅安となりました。今回もそうなるのかと身構えた人は多かったと思いますが、現状はそういう雰囲気はまだなく、しいて言えば8月後半に下がった指数が少々過熱気味だったことから、一押し入る中で割安株や好業績株が上がり始め、低位株まで動きが広がったところはありましたよね。
ちょうど秋の学会シーズンですから、バイオ株なんかが動くと面白いと思いますし、低位株もよく下がったものが多いので注目してもいいかもしれません。そう考えると、普通の好業績株で週末から少し上がり始めたタイプが、押し目で板に買いが入っているなら、明日から面白い展開になるかもしれませんよね。ただ、今日は主体者の意図が読みにくいから、無難で丁寧な商いに徹しつつ、勝算があれば動くという感じで見るのが良いのだと思います。
分からないのはトランプさんだけじゃないですよね。本当に今年は複雑です。
2801キッコーマン、8113ユニ・チャーム、3864三菱製紙
7202いすゞ、4536参天製薬、3407旭化成
