これでリスクオン?(10/6朝の講義)
自分の感覚と最近の市場は違っていて、まさにイケイケの展開なんですよね。だから、高市さんが総裁になったことは、なんだかんだ言っても民意が経済対策を望んでいた結果だと思いますし、それに応えた議員のヒアリング力、その反映でもあると思います。となれば景気対策への期待が高まりますよね。それで良いはずなんですが、そうなるとこの水準から「高市トレード」を外資が仕掛けてくるはずで、8月以降信用買いで攻めてきた外資は見事に抜けていくことになります。
いや、自分は上がるのが嫌なのではなく、裁定買い残の量から考えると、こういう回転の後はろくでもないことが多いんですよ。しかも製造業の景況感が改善していた流れで、その数字がさらに強まってしまう。そうなると、これまでの良識は効かなくなってしまいます。インフレ要因は人件費と輸送費だったわけですが、ここで製造業の景況感が良くなってしまうと、インフレは止めにくくなるし、日銀も動かざるを得なくなりますよね。
その時間までに新総裁がどう整えられるかがポイントですし、ムードで上がった後の調整は大きいですから、本当は組閣や政策がはっきり見えるまで一度調整して欲しい気持ちもあります。まずは若手やベテランをうまく使って欲しいですし、単純に功労でポストを振り分けて欲しくはないですよね。外務大臣あたりが重要ですが、三役をどうするかも注目です。ただ、いくら米国寄りだと言っても、トランプさんはまた別格ですし、意外にポカも多いから怖い部分もあるんですよね。
もう少し市場が落ち着いていたら分かりやすいのですが、週末からお祭りのような雰囲気でしたからね。自分は売られて安くなったものしか手を出さないつもりです。
7545西松屋、208A構造計画研究所、9142九州旅客鉄道
