売りは出るが(10/7お昼の講義)
「7日前引けの日経平均株価は4日続伸。前日比320.22円高の4万8264.98円で前場の取引を終了した。」
市場は「多くの売りが出る」という話があった割には、意外と伸び悩まずにじわじわと買いが入ってきます。買戻しもありますが、外資の買いは「許さないぞ」というような強い姿勢に見えますね。高市銘柄が一巡して主軸が崩れても、休んでいた株式でカバーしてくるから、本当にしつこい印象です。こうした動きは少し前とは違って、安定感と期待が重なっている感じで、時間が経てば売り方が諦めてくる傾向にあり、この強さは久しぶりに感じます。
ただ、4万8000円を超えてからこういう状況になると、逆に自分は懐疑的になります。今日は源太カレンダーの「ポイントの日」ですが、はっきりした動きが「ポイントの日」に出ない限り、市場自体が変わるのではなく、物色が変化するリレー方式の買いが続きそうです。来週あたりから2月決算銘柄の発表も始まりますし、個別の動きが中心になることで全体が崩れにくいという見方もあります。
サービス業の比重が高いので、銘柄が入れ替わっても市場全体は回ります。その間に牽引してきた銘柄が休んでくれるなら、むしろ良い市場になるでしょう。特別に期待しているわけではありませんが、今まで財政再建で抑え込まれていた経済が、ここで変わる時に企業の自信のようなものが集まってくれば良いと思います。ただ、インフレはやはり気になる部分ですね。
8253クレディセゾン、4704トレンドマイクロ、4543テルモ
