後場の閑散(10/8朝の講義)
「7日の日経平均は+6円の4万7950円となり4日続伸。米国株式市場は下落。ダウ平均は91.99ドル安の46602.98ドル、ナスダックは153.31ポイント安の22788.36で取引を終了した。」
この急騰ですから、誰でも思うのは「大きな調整が来るのでは」という可能性ですよね。しかし、昨日の前場の勢いは強く、今日あたり売ろうとしていた人はちょっと困惑していると思います。何度も指摘したように先物の板が薄いので、ここで日銀が売りでも出さないかと考えていたのですが、昨日の後場から一気に閑散になって、いよいよ調整開始かという気もしてきます。その割には堅さも感じられ、買い戻しが続く中で、基本的にはまだ分かりにくい局面ですね。
そこに高市評価が外資系で取り上げられたのですが、多くが「何者?」という印象。靖国問題から右寄りだという評価に加え、「鉄の女」という言葉が出てきます。日本だと過剰に意識されて女性蔑視だと受け取られかねない表現ですよね。さらに「政治力は疑問」という、我々と同じような見解も並びます。厄介な国会情勢の中で、過去に戻ってしまうような財政失望から、円買いを円売りに舵を切り、日本株を買っていた外資が売りに転じる記事まで出ていました。
さらに、幹部の起用がどうも旧派閥型だということで失望、という記事も多かった。これなら急落だろうと思った今朝ですが、NYも安かったですからね。それにしては、夕場から先物が下がっていないんですよ。誰でも「下がる」と思う流れなのに、そうではない。まあ、打診で売った人が多かったので、その買い戻しなのかなとも思いますが、なんだかまた誘われているような気もします。
7202いすゞ、4704トレンドマイクロ、3864三菱紙
