銘柄記録10月16日:今日の市場の見方

10/16備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

3778 さくらインターネットは独立系のデータセンター大手。官公庁や製造業に強みがあります。現状は研究開発費などの投資が多く、大口顧客の撤退もあり、本格的な収益化は来期以降になりそうです。政府の国産AI推進などが話題ですが、これは日本全体の課題であり、今後も長期的なテーマとして注目すべき領域です。こうした企業は、一時的な株価の動きではなく、市場が乱高下したときにじっくり揃えていくようなタイプ。長期投資で捉えるのが良いと思います。

Marvell Technology(MRVL)
マーベル・テクノロジー・グループはAIインフラに強みを持つ企業。ネットワークチップやカスタムAI分野で高い技術を持っています。近年は株価が安い水準にありますが、アナリストは依然として「成長ストーリーは不変」としています。半導体業界のサイクル悪化は気になるものの、市場が落ち着けば、米国株の中でも将来性の堅い銘柄として注目できそうです。汎用品の在庫動向には注意が必要ですが、関税問題の行方次第では、有利に働く可能性もあります。

4716 日本オラクルは米オラクルの日本法人。データベース管理ソフトで独走状態にあります。クラウドサービス「OCI」を展開し、AIの進展に伴って旧基幹システムの切り替えが加速。クラウド関連の売上が大幅に伸びています。人件費増を吸収しながら業績は大幅に伸ばしているものの、株価は相対的に低迷。今の乱高下相場では埋もれがちな「成長期待株」です。技術革新が進むほど、同社のような高シェア企業はセキュリティ面も含め、成果が業績に反映しやすいと思います。

5574 ABEJA(アベジャ)はAIを基盤とした独自プラットフォームでDX化を支援する企業。生成AIやAIソリューション企業として注目されることが多く、株価水準の割に評価が高いのが特徴です。規模が小さいため収益変動リスクや資金調達の課題はありますが、それが成長余地にもつながっています。大手企業が入りづらい領域で強みを発揮しており、提携やTOBなどの可能性も視野に入れておきたい銘柄です。現水準なら、将来的な展開を考えても面白いと思います。