10月17日:今日の市場の見方
同じものを食べていると、ちょっと口の変わったものが欲しくなるんですよね。私に気を遣って和食が多いのはありがたいのですが、正直、困ったものです。自分は意外と同じものを食べても気にならない方なんですが、今週はずっと和食ばかりで、その時その時は美味しくても、翌日になると「ピザが食べたい」とか「お肉が食べたい」とか思ってしまいます。多くは食べられないのですが、煮魚や茶碗蒸しばかりだと、さすがにしんどいんですよね。
半導体関連が引き続き物色されていますが、もうそろそろ飽きてきましたし、ここからの買いには危険も伴うと思います。日経平均先物を売る人は、対抗として寄与度の高い銘柄を買う作業をするので飽きは来ないのかもしれませんが、それでも楽しさがない。だからこそ、一般投資家は“そういう銘柄ではない何か”を求めているのだと思います。でも、そういう銘柄はなかなか上がらないから、この市場がつまらなく感じるんですよね。
とはいえ、明らかに物色の流れは変わってきています。狙いは依然として半導体だとしても、昨日の“大阪都構想関連”のようなテーマは、人間味があって面白い。自分は買いはしませんが、市場をふと眺めたときに少し安堵感を覚えたりします。イシンが上がるとか、ヨシムラフードが下がるとか、そういう動きもありましたが、「ちょっと見ておきたいな」という雰囲気はありますね。
高市相場を自分が認めないのは、彼女の政策関連とは言いながらも、実際には“日経平均を上げたいだけの相場”だからです。寄与度の高い銘柄ばかりをクローズアップしている。維新が絡むことで原発関連は進むかもしれませんが、社会福祉や老朽化した都市インフラの整備など、身近な部分にも目を向ける必要があると思います。高市政策は皆が思うほど派手にはならず、意外に身近なことが重要になってくるはずです。
それにしても、市場では半導体とAI関連ばかりが取り上げられたり、プラズマ発電が賑わったりしています。要は“空売りが増えた銘柄”を狙っているだけなんですよね。それが主体者の思惑でもあります。本来はバリュー株で良いはずなんですが、危険な部分だけはしっかり避けていきたいところです。
