スゲェ強さ(10/20お昼の講義)
「20日前引けの日経平均株価は反発。前週末比1388.25円高の4万8970.40円で前場の取引を終了した。」
何ともすごい動きですが、ここ最近は寄与度の高い銘柄が循環しながら買われています。一部で「買われ過ぎ」と言われたものから資金が抜け、別の株式へと移る流れの中で、最後はソフトバンクが一気に買われる。そんな形で、この市場はうまく資金を吸い上げながら動いています。
空売り量が史上最高水準にあったことや、不透明な経済環境でも買いが入る流れ、そして「悪くても下がらない」展開の中で売りがたまったところに、高市政権誕生という材料。実際の影響力は未知数ながらも、国会運営への不満が多かった中で、なんとなく期待感が強まっているように感じますね。
それにしても先物の商いは薄いのですが、引け前に20枚とか100枚といった単位で買いが入るなど、売り方をビビらせるには十分な動きです。お昼のニュースで「高市首相誕生が確実視」なんて流れれば、そりゃ買い戻しにも力が入ります。売りとか買いとか、どこまで上がるとかではなく、こういう時は我々でも本当に分からないんですよね。そういう時に限って、理由が分からないまま上げてくるのが相場というものです。
そうなると、また短期の空売りが入り、さらに買い方に勢いがつく——そんな繰り返しですよね。とにかく一般株が動かないんですから、買う側は集中化します。ヘッジとしても寄与度の高い銘柄を買うしかないという流れで、もう“放っておくしかない”という感じです。他が動かない限り、なかなか手は出しづらいですよね。
8113ユニ・チャーム、6506安川電機、1964中外炉
