リスクオン祭(10/21朝の講義)
「20日の日経平均は+1603円の4万9185円となり反発。最高値を更新。20日のNY市場は続伸。ダウ平均は515.97ドル高の46706.58ドル、ナスダックは310.57ポイント高の22990.54で取引を終了した。」
アップルの新製品が好調な滑り出しだったり、トランプ大統領が中国問題についてポジティブな発言をしたり、日本では高市政権が確実視されていることから、買いの手が広がる展開です。この位置でも「もう一杯かな」と思いながらも、4万9000円という価格帯は過熱感が薄く、上がった銘柄が下がらない中で、動いていなかった銘柄が動き出すだけでも、そこそこ活気が出てきます。
日銀の委員が株価について何も言わず、インフレや金利上昇懸念に触れても、マスコミは「静観」という言葉を強調しますから、市場としてはこの水準からでもリスクオンになりやすいですよね。
先週書いたように、高市氏が総理になったとしたら、その時が天井かもしれない——そう話しましたが、実はそこからもう一段の上昇があるのではないかという気もしてきます。いや、むしろその可能性が高くなっている。昨日も普通なら買い材料が出にくい局面なのに、引けにかけてさらに上がっていきました。最後は指数売買に伴うETFの買いで締めくくられるから、まさに“エンドレス上昇”のような形です。
こうした展開だと、止めようのない上げになってしまうんですよね。ここからさらにスピードがつくような気がしている人も多いと思います。ただ、個別株で買うのは難しく、「待つ投資」が生きにくい相場でもある。だからこそ、舵取りが本当に難しい。まずは、手持ちの株がしっかり上がってくれないと、というところですね。
7545西松屋、6506安川電機、3083スターシーズ