先物は5万円達成(10/21お昼の講義)

「21日前引けの日経平均株価は続伸。前日比744.31円高の4万9929.81円で前場の取引を終了した。」

高市氏が決まれば、少なくとも一度は買われる——そういう思いから、いつでも5万円台を意識する位置での株価推移です。売っている側も、上がったら売ろうと待っている状態だから、逆にコールを買って想定外の動きに備えていますよね。結局、日経平均は+700円の上げを今日も保っているし、半導体にも過熱感がない。先物の売りの少なさには、正直びっくりしてしまいます。

ただ怖いのは、ようやく全体に買いが入ってきたのに、まだ重さが残っていること。ここで調整が始まったりすると、せっかく下げてから上がりかけていた銘柄がまた大きく下がって、空売りの多い主力株が堅い、なんて展開が起きてしまうんですよね。そういう不安もありますが、NY株を見ていると政府も動きそうですし、個別の決算も好調だから、結局は下がらない。とはいえ、「5万円だから当たり前」と言われても、正直、ここからの動きには少しついて行きにくい感じもします。

GPIFなどの売りが後場に出てくるようなら重くなりますが、根本的には値上がりした日経平均に対して、指数系ETFのリバランス買いもあるので、全体的には買い優勢だと思います。何より、米国の政府閉鎖や中国関税の話があっても下がらなかったんですから、前進したとしても本来は影響ないはず。

高市トレードで5000円も上げたとなれば、「じゃあ次はどこに価値を見出すのか」という段階ですよね。それでも、上がりそうに感じる前場です。

9045京阪HD、4588オンコリス、3083スターシーズ