ここから業績(10/22朝の講義)
「21日の日経平均は+130円の4万9316円となり続伸。一時は760円高となり、5万円の大台まで迫りました。米国株式市場はまちまちで、ダウ平均は218.16ドル高の46924.74ドル、ナスダックは36.87ポイント安の22953.67で取引を終了しています。」
高市新総裁から女性初の首相ということで、やっと落ち着いた雰囲気になりましたね。ただ、政権としてはまだ弱い印象もあって、閣僚の顔ぶれを見ても「?」が少し残る感じです。政治と金の問題が棚上げになったような印象もあり、「なりたかった人」が入っているという構図が見えると、どうしても実行力には疑問が残ります。官僚の出方をよく見ないと、あれもこれも野党の意見を取り入れるような流れでは、難しい部分もあると思うんですよね。
ここまで個人負担が増えた状況を緩和しようとする姿勢は良いのですが、口約束で終わる可能性もありそうです。ガソリン税や103万円の壁などは、自民党だからこそ手をつけられる部分ですが、消費税や保険料の引き下げとなると難しく、給与アップ以上に増税や負担が重くのしかかっている現状では、なかなか厳しいと思います。
高市トレードはいったんここで一段落といったところですが、下がった銘柄が多く、それらがどこまで持ち直せるかが今後のポイントです。要するに、業績相場に向かうべき局面ですよね。日銀がETFを売ってこなかったことで、今後の“重し”を考えると、バリュー株が見直されていく時期に入ってきたと思います。
まあ、こういう相場は本当に難しいですよ。結局、業績相場に移行していかないと、上げ幅が大きかった分、どこか世界で支障が出た時には調整相場になります。
9045京阪HD、7545西松屋、3864三菱紙