ため息(10/22お昼の講義)

「22日前引けの日経平均株価は3日ぶりに反落。前日比238.50円安の4万9077.56円で前場の取引を終了しました。」

新総理に対する新聞各社の評論を見ていると、本当に“期待している”という感じがありますよね。だからこそ、ここからは業績主導の市場になってほしい——日本経済の復活を意識したスタートになることを期待していました。最初はそんな雰囲気もあったのですが、高市トレード系の失速で下がっていき、結局はソフトバンクが大きく下げたという展開でした。

その時に、下がった割安株や技術株の方に資金が回ればよかったんですが、なんとも言えない感じで足踏みしてしまい、最後はまたソフトバンクだけを引き上げるという、発想的にちょっとつまらない流れでした。「まだこんなことやるの?」という印象です。戻ったから良い、という見方もあるでしょうが、なんか寂しく思うんですよね。

こういう発想で進んでいくと、好決算企業にも相当ハードルの高い期待が求められますし、結局“投資で儲かる”となると仮想通貨関連などに流れていく——そんな流れにも見えてしまいます。新首相の門出としては、もう少し市場が広がってくれたら良いんですけどね。結局またみんなが「日経平均」にばかり目を向けてしまう。

それじゃ、寂しいんですよ。

8253クレディセゾン、7545西松屋、1802大林組