銘柄記録10月22日:今日の市場の見方
10/22備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
3778 さくらインターネットは独立系のデータセンター大手です。高市政権でなくても、今後データセンターの「中身の重要性」はますます高まると思います。官公庁や製造業に強い同社は、現在も多くの資金を投入しています。大口顧客の撤退によって収益寄与は来期以降になる見通しですが、次世代型AIの研究などは、まさにこの時期から取り組むべきテーマでしょう。産業用機械や政府の国産AI推進を考えると、同社の立ち位置はかなり良い位置にあると思います。長期成長型といえそうです。
3810 サイバーステップは赤字が縮小しても株価が動かず、おまけに第三者割当後は株価が下落しています。同社はPCオンラインゲームの大手で、主力の「トレバ」へのテコ入れが効いて若干持ち直した決算でしたが、暗号資産関連の事業立ち上げには時間がかかっているようです。疑義注記企業ということもあり、長くは持ちたくない気持ちも分かりますが、今のような“実態の見えにくい企業”への投げ売りが多い地合いでは、逆に年末にかけて“噂のある株”として買い戻される展開もあるかもしれません。
9766 コナミグループは家庭用・携帯用ゲームの大手ですが、意外にもスポーツ施設運営でもトップクラスの企業です。大阪万博の跡地利用が「IR事業」となることから、同社はカジノ関連の一角としても見られます。ただ、現在の市場は維新や大阪副都心構想といったテーマに注目が集まっており、同社はやや置き去り気味です。株価も低迷していますが、業績自体は堅調で、米国や豪州にカジノ機器を納入してきた実績もあるため、海外から日本へ進出するIR事業者にとっては有利な存在になる可能性もあります。
9045 京阪ホールディングスは京阪電鉄を中心に、大阪と京都で安定した収益を上げている企業です。大阪では万博関連で収益を伸ばし、京都ではインバウンド需要の追い風を受けています。ただ、来期は万博の反動減を懸念する見方もあります。とはいえ、10月のダイヤ改正で特急の有料座席を増やしたり、運賃改定を行ったりしており、不動産収入や宿泊需要の伸びを考えれば、それほど落ち込みは大きくないと見ています。