銘柄記録11月12日:今日の市場の見方
11/12備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
4592 サンバイオは脳疾患向けの再生細胞薬を開発・製造し、販売を目指すバイオベンチャーです。
増資などの問題やグロース株全体の弱さから大きく下がっている株式ですが、厚生労働省の薬事審議会で再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」の製造販売を一部承認、および承認変更が行われたという材料で急騰した後なので、今は目先筋の投げと見ています。材料自体は前進していますから、投資家のモチベーション次第で再び動きが出る可能性はあると思います。
6238 フリューは、プリントシール機でシェア9割を誇る企業です。「アプリの有料会員で稼いでいる」と四季報にもありますが、その部分はやや減退傾向。画像サービスも減速気味です。ただ、海外での伸びが目立っており、北米やアジアで人気化しています。人件費の増加を飲み込むほどの勢いがあるのも強み。インバウンドをきっかけに、日本の“遊び文化”に慣れた海外層が支えている印象です。
8101 GSIクレオスは、順当な決算数字を発表。市場の期待値が高くなかったため、反応は地味ですが、ナノテク事業の進展や、原糸・化成品の持ち直しなど、事業としては良い流れが見られます。インナー関連に価格転嫁できている点もプラス材料。のれん代や株式売却益などの特益が多い企業ですが、それだけ資産が豊富な証拠でもあります。一度投げが出てからでも十分だと思いますが、今後の動きは注目しておきたいところです。
7420 佐鳥電機は独立系の半導体商社で、車載・産業インフラ分野に強みがあります。AIの発展が進む中で、今後の活躍が期待できる企業です。萩原電気との経営統合があるため、短期的には売りが出やすい局面ですが、自動車部門の共有化が進めばシナジー効果は大きいと思います。両社ともPBRから見ても割安ですし、今年は自動車部品関連がさえない動きですが、機械のAI化で生産性が上がってきており、新型車種の増加や円安の追い風もあります。
