銘柄記録11月16日:今週の市場の見方

11/16備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

6232 ACSLは国産ドローンの代表格ですし、有事の操作などを考えたら中国製品を米国でも使わなくなってきています。同社は物流やインフラ点検、災害向けなど幅広く需要が伸びはじめ、防衛庁向けも需要が急拡大中。ただ、赤字脱却はまだ時間がかかる印象で、水面下の業績から、上昇時と下落時で評価が一気に変わるタイプです。14日の決算数字を受けて売り物が集まるようなら、長期投資としては一考の余地があると思います。

2492 インフォマートはクラウドを活用した受発注、規格書、請求書システムを運営しており、煩雑な飲食業界の顧客が多い企業です。飲食企業への受発注システムが浸透してきたうえ、請求書は税務署が重視するようになったことで、大手企業が同社に接近しています。値上げ効果も効いてきており、費用が先行していた請求書関連も黒字化のめどが立ってきた様子。先日の決算も進捗が非常に良く、長い株価低迷を経て、中期投資型の企業として見直せそうに感じます。

9503 関西電力は関西圏を地盤とする電力大手で、福井県の若狭湾沿岸で原発(美浜・高浜・大飯)を稼働しています。関西IR関連として名前が挙がることもあり、湾岸開発では大きな鍵を握る存在です。
26年3月期の営業利益予想を3,800億円から4,500億円へ上方修正。さらに、経済産業省が原発や送配電網の設備投資に公的融資を行う制度案を示しており、これが現実化すれば電力会社の資金調達が容易になると見られています。

6728 アルバックは真空技術を使って、半導体や有機ELなどのFPD製造装置を展開する企業。今期は既に知られているように大幅減益で、特にディスプレー関連の売り上げが落ち込んでいます。
ただ、株価自体はじりじりと下値を切り上げているようにも見え、半導体向けの堅調さから来期以降の期待が残っています。中国でパワー半導体系の需要が回復してきたのも大きいと思います。野村證券もあの決算内容で目標株価を上げていますし、評価の仕方次第では面白い部分もあると感じます。