現状分析【3/21朝の講義】

圧倒的な強さのNYですが、日本株と同じ順序立て。SQ前に押しておいて理由は金利が据え置きという物で、肝心のFOMC前から強く、実際、金利低下が見送られて一気に買い戻しという感じ。だいたい、メディアの話しなんてのは現状分析では無く、現状に合わせたコメントになっていますから、YCC解除、ETF買い止め、金利は0.1%という中味に、米国では金利低下を7回あると勝手にはやしていた物が無くなるんだから、この状況だけでは株価が上がる材料は無いんですよね。

ですから、関係なく需給や思惑で動いていたと思えば良いのでして、この状況は冷静に見て、「好景気」を促したことに対する反応と思いましょう。要するに、先日から話すように、金利が云々で市場は動いてはなく、好業績、好調になる企業を買うという、クラッシックな物色という事なんです。

まあ、これで一般株も買いやすくなったし、資金は一番動きやすい時期に入っていきます。そう考えるとTOPIX型の動きが見えてきますし、銀行株なんてのも株や債券が大幅安する事が前提で買われなかった物だから、そうはならなかったという事から、金利が生まれる分、有利という風にメディアは切り変えてきます。

現状分析でも予測でもない、動きに合わせた解説が相当増えてきますね。

5401日本製鉄、3289東急不動産、2764ひらまつ