今日の見方(3月29日)
講演でよ話す「明日下がると判ったらどうするか」という部分でしょうが、上らないとしても、今日は終日下がるとは思えないですよね。最後は需給で下がるかもしれませんが、引受先は昨日から用意していますし、月内最終打から売りつなげなかった買い特需の期末受け渡しに対して、昨日は売り空きポジションを作っていたという事でしょう。それにしても上がって700円、下がって700円は、今日の気温のように体調がおかしくなりますよね。
そうした流れが今の市場にはあるんです。一つはメディアの質の低下があり、必ずしも正しい解釈をしていないし、週刊誌的に目立つ記事を書く方が良いと思われ、有料端末情報や新聞社の記事が極論になっています。本日は大引け大きな売物という事ですが、それに対応すべき買い玉もあると言うことや、昨日その為に売ったという事から、裁定関係の無い企業まで売らなくても良いという事です。
しかし、普通の材料株まで売り叩く流れは市場に対しての信頼感がなくなったことを意味しますし、そうした動きはこの市場ではマインドの低下が鍵になっています。AIや半導体がそうですが、将来への期待感は現実とは違うから、ついつい流れが下だと売ってしまうし、上がり始めたら期待感からワクワクしています。
このようなことじゃ駄目なのですが、そうなってしまうんです。昨日Liveで後場の14:00過ぎから先物が現物より高くなり始めた時点で、「ああ、先物は買い戻されているな」と感じましたし、下がっても良いのですが、自分で企業の価値を予め判断しておいて、その数字になったら機械的に買う、機械的に売るという行為が大事だと思うんですよね。振り回されている雰囲気がありますね。
動いていない内需型好業績株と将来性だけで自分はいっていますが。