今日の見方(4月5日)
今日の東京は3月頭の気温。日経平均の乱高下と気温の変化が激しくて、体がおかしくなる中、頼りにならないのも日本政府と株式市場の需給という、何かに付け株式市場が比較され始めました。それだけ浸透してきたと見えますが、なかなか難しい需給関係だと思いますね。とにかく、この下落はどこかの大きなファンドの中間決算に備えた換金売りがあると考えています。
普通に景気では先日まで米国の金利が6回下がるといわれていたのが3回になって、しかし、そもそもFRBはそういう事は言っていないし、日銀だって最初からの予定の路線。昨日、景況感が悪化している国内景気の話がありましたが、だからすぐには金利は上がらないという事で、それならば良いんじゃ無いのと解釈していた物がいきなり「景況感の悪化」と報道されるようになっていますからね。
だとしたらNYはどういう数字ならば良いのかというのが見えてきませんし、雇用統計を気にするのは判りますが、悪ければ良いのか、悪い方が良いのかも不明になってきています。そこで今期の企業の数字を見たときに、給与が上がった分伸びは鈍化という見方もあるから、決算発表前にちょっと嫌な雰囲気になりますよね。そうしたときに大型のいままで主導していたファンド当たりの売り観測が流れたら、そりゃこの市場じゃ保てないでしょう。
勝手にPER17倍とか計算されていましたが、NYなどはともかく日本ではその水準は高いから、押し目買いと勝手に思うときつい結果になりますよね。そして今日は週末ですし、来週はSQですから玉関係が非常に難しくなります。昨日朝の日経平均の上げで皆が気持ちが引いた引いたのを見ても言えます。
材料株ぐらいしか期待しにくいです。
4月4日に日本銀行が公表した「地域経済報告(さくらレポート)」
さくらレポート(2024年4月)~景気の総括判断は7地域で引き下げ。製造業・非製造業ともに弱い動き~:ニッセイ基礎研究所