どこかで買い【4/8朝の講義】

中東問題や米国の行き過ぎた利下げ期待の頓挫、日本の方は景気の下方修正、政府自民党の問題と、下がる理由はたくさんあるんですが、市場の解説になると金融機関の期初の益出しと片付けられているのが実体。多分どちらも要因だろうが、同時に解説されると悲観的になり過ぎたり、手が出ないような状況になるんですよ。要するに、需給で下がった状況をに理屈を乗せて解説すると、多くの事件に対して益出しが出たとメディアが報道する傾向があるんですよね。

自分はこの二つの問題を分けて考え、日程観測をしていくことが大事だと思います。中東問題は今日がラマダン明けで明日が新月だから、事が起きるとしたらその時間を気にするとか、需給に関しては新春から大幅に上がったから、益出しの売りはしつこいだろうが、その運用資金は増加すると考えられます。昨年などの日程を参考にしたら昨年は第一週で、過去の地銀だけが換金していたのと一緒でした。そこらが変化だとしたら、前者と後者の関係から今週の前半で耐え凌ぐ感じで海外で有事が無ければ、リスクオンの可能性もあると思っています。

米国金利は根底が強い経済だから、週末の反応を見ても関係はないし、好景気の金利状態にしたら、水準はそう高くはないと思います。つまり、この金利を市場が容認したという風になって来たと思います。日本の景気の停滞はコロナ明けから援助が一巡した影響ですし、この春の賃上げから消費の回復なんかもありますし、税金還付もあります。

需給の流れで売られる局面に下がる理由が重なると、この市場が想定以上に下がる気分になります。しかし、こういう市場でも新春に買った株式は利食い圏で推移していますし、そういう暴落は短期的に押すとしても、需給も考えたらどこかで買いなんだという気持ちで向かわないと駄目ですよね。

まあ、国内政治は無茶苦茶ですがね。

1514住石ホール、3793ドリコム、6298ワイエイシイ