今週の見方(4月21日)

深掘りマネー塾
【毎週日曜日8:45~9:00】ラジオ日本にて放送
本日4/21のテーマは「5月市場の行方を考える」です。
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嵐が去ったとは思わないのは、そもそも週末のスタートの下落が半導体株の下落であり、その後の金利問題が気になる要因だから。従って、反発が少ないのも頷けるし、買いが選別色強いのも頷ける。ここで上がるのがNT倍率の経過から日経平均に絡む物が有利というのはあるが、この動きでは半導体は買いにくく、大型の突っ込んだ物にという発想にならざるを得ないと思う。

ただ、自分はそういう動きはしたくないし、スマホ事業やPC事業の落ち込みを言われているが、それを含んでのTSMCの数字予想はアップルの問題だと思う。設備投資などを落とす考えは無い様子である。独自の事業から考えた場合、中国のスマホ買い換え需要が始まってきたから日本だって好影響はあるし、場合によっては半導体から電子部品という考え方もできなくは無いと思う。結局は連休前の需給悪化が先に出て来た状況だと思うし、こうした市場は事柄よりも、需給と日程が大事だと思う。

特に週末の状況は、この先週の週間下落を考えても2500円近くあるのであり、売った物が買い資金になった時はどこかで止まるのが普通。しかし、中間決算を迎える外資は売切りが多いし、国内勢も財務相会談から発言が微妙になって来ているから、金利が気になって動けなかったというのがあると思う。しかも、ダメ押しの週末は売却圧力もあったし、情報端末がいつまでも同じ記事を書いていて、投資家のマインドをやられていました。そういう個人投資家も多いでしょう。

今週も日銀政策決定会合(25-26日)はあるし、2月決算物が決算後下がって行くケースが多かったから、これから始まる決算発表から怖いと思う買い控えも多かったから、ここまで安くなったら好決算ぐらいは良いのじゃ無いかとか、昨年末の水準よりも安くなった好決算買うとか、2月決算物で増益予想で下がった企業を買うとか、何か策は出ると思う。良くある連休明けから市場が変わるという風な事を思えば、貯め込んでおいた方が良いと感じる。

複雑で上がりにくい市場が下がったから、ここからは少し工夫して、金利を睨んで銀行株とか、電子部品に切り替えるとか、普通に日経平均寄与度の高い株式を買うとか、為替を見てたらバイオマスを買うとか、広く沢山買うことが出来る局面だろう。皆が買わない理由ばかりを探し始めた気がして、逆に自分は段階的に買い下がる考えでいるが、IMFなどの話しを聞いても強い経済。

はじめから4月は荒れると言ってたんだから、ここらから5月型に切り替えていく感じでいきます。