難しい週【4/22朝の講義】

なんと無茶苦茶な先週ですが、需給がそもそも悪い時期で、ナーバスな問題が起ると予期せぬ動きがあるものです。逆に大暴騰となった時もありますし、四月後半から五月は市場が変わりやすく、景気の谷間と強い米国経済はそもそもが景気を下げたいから波のある部分があって、金利上昇で苦しい米国経済は、今は大型成長企業の成長鈍化の時間に当たるし、半導体も三年周期に入ってきますから、運用のセンターから少しずれる可能性もあります。

ヘッジファンドは5月に中間決算を迎える物が多いです。この戦いで相当な収益も得たから手仕舞いに入り始めたら、早い回転が効くと自分は思っていますが、その仕込みのタイミングが重要な分かれ目となります。だから、一番買いにくい時期にという考え方に自分はなっていきます。今週は日銀の決定会合があり、3月物の決算発表が始まってきます。だから、2月物が下がってきた経緯から決算跨ぎを嫌ったり、日銀の政策会合を嫌ったりとかがあるから非常に買いにくく、尚且つ、今週はイスラエルは休暇に入るから荒れないとはいえ、イランの対応もあるから「連休は持てないぞ!」という雰囲気なんです。

半導体だって、アップルの不信が要因だからトータルの収益増もあるし、設備投資も日本に進出が目立つように活発です。だから、これらの工場が稼働したら不景気なのかという感じで見ながら、この市場は中国の復活やコロナ支援の谷間から浮上する日本とか材料はあっても、今は悪い部分しか見えないから買いにくいのです。一回で仕留めないで買い下がって、SQ辺りで再度考えるぐらいが良いと思うんですがね。

まだまだ厄介な時間です。

4641アルプス技研、5574ABEJA、3133海帆

5月~6月「IRセミナー月間」を開催します。