結果論(7/29朝の講義)

大岩川源太の株トレード基礎技術
ワンランク上を目指す独習ガイド
2024年7月30日出版

パリ五輪のドラマは毎回とは言いながらも非常に残酷であり、想定外の頑張りもあって、なかなか見ごたえがあります。睡眠不足の日々が続きそうです。結果的には色々言えても心のドラマも含めたら、なかなか読めないい物です。

結果的に反発と言うよりも、何故週末弱かったのかを考えていたんですが、しこっていたんだろうと思いますね。あそこまで下がったら一回は取れると思った人は多く、逆にここでの勝負は小掬いしたくないという人が多かったんでしょう。それが2000円下がったぐらいから始まって、3000円ぐらいがピークという感じだったんでしょうかね。日経平均は夜間の動きを加えたら5000円安の時もあり、特に24日と25日で1724円も下がり、壊滅的になった口座から週末は買う余力や気力は無かったと思われます。

上がる理由も下がる理由も分からないまま被害がまともに来ている状況は、資金が急激に減ってきたし、週末には半導体企業の決算も多く、次週は日米の中央銀行会議やMSCIの話もあるなど言われたら、買うに買えなかったというのが実情でしょう。しかし、売る事はないだろうというのが筆者の考え方。

この相場は理屈はどうでも良く、良くも悪くもこの位置になって来たら、SCREENや信越化学が大幅に上がっています。もちろん決算も良かったが、要はそういう言葉に反応する売買で、理屈や講釈では無いという気がします。週末でもディスコが好決算で下がったことをしつこく連呼している人がいたが、当初とは株価の位置(日経平均)が4000円以上違います。

好決算とはいえ上げ幅の大きい物がキヤノンや富士通などでも起っていたし、為替も一巡した感があるときに、普通はそこまでの弱気は無く、持続性はトヨタ(7203)の決算の以後というのが正しいだろう。目先の悪材料懸念の真偽を確かめるリバウンドは可能だと思います。中央銀行の方向性が決まった後、トヨタの決算発表は8月1日だから日程はぴったりです。

7752リコー、7601ポプラ、6971京セラ