思いこみ過ぎ(11/12朝の講義)

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最近、多くの証券会社がトランプ氏の政治や市場への影響を、表を使って説明しているのを目にします。以前は口頭での説明が主だったのに、今では表や図を活用して、時間経過や業種別の損得が一目でわかるようにしているんですよね。市場の情報の表現方法も変わってきたなと感じます。自分はまだその「絵」や表を使った説明がうまくできず、例えば源太指数をどう表現するか悩むこともあります。

特に我々はチャートを絵として見るより、理論的に理解しようとする癖があって、例えば「5日移動平均は6日目に計算数字が入れ替わる」といった言い方で説明できるんですが、実際にそれを表や図で示すとなると難しいんです。もし表の下部に、25日後や50日後までの日付を余白として入れておくことができれば、将来の動きの目安がわかりやすくなるんですが、なかなかそうした表示には対応してもらえません。そういう仕組みがあれば、相場の強弱感も直感的に探りやすくなると思うんですけどね。

こうした表現や考え方って、理解してもらうのが難しいんですよね。日本の技術者たちは昔から試行錯誤を繰り返し、技術立国として世界に挑戦してきたんですが、最近はなんでもAIに任せる傾向が強く、表現方法やシステムも米国型に近づきつつあります。それがちょっと使いづらいと感じることもあります。どこかで日本流にアレンジしてほしいものですが、石破さんが10兆円規模のAI投資を決めた中で、本当に日本の現場で「使える」ものにしてほしいと思っています。毎回、外国からの技術やシステムをそのまま持ち込むだけでは、しっくりこないこともありますからね。

4588オンコリス、8031三井物産、3401帝人