1月7日:今日の市場の見方

「新春相場の虚しさと戻り売りの行方」

何か良い兆しはないかと昨日の市場を眺めていましたが、新春早々ここまで需給都合で振り回されると、さすがに感想や感情も薄れてしまいますよね。市場では思惑や駆け引きがつきものとはいえ、今の値段から行われる売買はETFをはじめ市場全体に大きな影響を及ぼすものが多く、軽く1000億円規模の売り決め商いが入ってくる状況です。

昨日の朝は、時間通りに反発や売りが出ましたが、その動き自体は機関投資家によるものでした。彼らが特段活発に動いているわけではないものの、確実に売買をしていました。通常であればここで上がるという局面では買いが入りますが、その後、破壊的な売り買いが続き、支えきれなくなった買い方が投げに転じたタイミングでクロスが発生しました。先に売っていた側が回帰的にクロス取引を行った結果でしょう。夜間取引では案の定、価格が上がっていましたが、台湾企業やエヌビディアが影響しなくても、そこそこ高かったように思います。

当然、買っていた先物は売却しました。それなりに成果は得られたものの、虚しさが残ります。新春からこうした商いが続くと、今年も同じような展開が続くのではないかという気分になります。上昇局面ではトランプ経済の不安を煽り立て、昨年の下落時と何ら変わらない展開です。こうした流れが今年はさらに当たり前になり、相場に「わびさび」なんてものは存在しなくなるのでしょう。

こうした市場の状況を生み出しているのは、ある意味で当局の責任とも言えます。都合が悪くなるとクロス取引に規制をかけるくせに、こちらが思うような売買をしようとすると、それが「価格関与」に該当する可能性があるという指摘が出てくる。機械で出せばセーフなのにという気がしますが、その流れが30分延長なんです。まだ言うてるのかと言われますが、この延長で医者の予約時間に間に合わないんですよ。

今日は戻り売りが中心でしょうかね。