1月8日:今日の市場の見方
「反発相場の違和感と先行き不透明感」
昨日の後場、どこか拙さを感じたんですよね。エヌビディア関連が祭りのように見えても、途中から関連株が伸びなくなり、買いが入ってもすぐに売りが出る展開でした。下げはしないけど、回転も効いていない感じ。そのうち、日経平均寄与度の高い銘柄が買われて指数を維持しつつ、押し目買いで反発した株を売るような動きが見られました。こうした展開は「しこり」を作る典型的な流れですよね。
この状況をLiveで話したんですが、なかなかうまく表現できず、具体例を挙げるのも難しい「肌感」としか言いようがない感じでした。発会からの動きで、下がっても上がっても手が出せないという流れが続いていて、昨日の上昇も派手に見えるだけで、実際には「もう一丁上がらないと」という位置止まりです。下がりきった銘柄が多いから目立つだけなんですよね。
FOMC議事録の公表が控えている中、その内容はドットチャートで示されていた高金利を裏付ける議論に終始しているでしょう。米国の金利は下がりにくく、インフレ傾向が続く見通しです。企業の景況感が強気だったことも相まって、金利引き下げへの期待は薄くなっています。こうした背景を考えると、昨日の上げは違和感しかありませんでした。
特に注意したいのは、データセンター関連として注目される日立。毎朝、明らかに誰かが大きな売りを仕掛けているのが目立ちます。その後の反発で「強い」と思わせる展開に見えますが、実態としては誰かが動きをコントロールしている可能性が高いです。日経平均も同様で、今年のテーマとして持ち上げられる中、売った人たちが買い戻しているだけかもしれません。
そして、トランプ氏の動きがどうなるかという懸念も忘れてはなりません。就任後に関税問題を必ず取り上げるでしょうし、それが市場に与える影響は計り知れません。米国金利動向や雇用統計の結果、この2つだけでも市場が触りにくいのに、ここまで上がってしまうと手を出すのは非常に難しいですよね。
全体的に蚊帳の外感が強く、下げの不気味さに比べて、反転時の上昇は鈍いものがあります。100円下げて10円上がる程度の動きで「値上がり銘柄が多い」と言われても、説得力に欠けます。
今日は源太カレンダーのポイントの日ですが、要警戒の局面だと思います。