2月21日:今日の市場の見方
「市場の不安定さと需給の読み解き」
日本株の昨日の下落は、今日のNY市場を先回りして織り込んだ先物の動きによるものと見られますが、果たして三連休前のこの流れが継続するのかどうかが焦点ですよね。現状、非常に難しい局面で、投資尺度が変わりつつあると感じます。PER15倍という見方が維持されるのか、あるいは先行き期待が薄いと判断されて今までの底堅さが崩れるのか。この点が否定されたら、相場は相当厳しくなると思います。
最近の市場を見ていると、朝方の大きな売りが目立ちますし、金融機関のETF投資の解消が進んでいるように見えます。年金売りはまだ目立っていませんが、外資系に運用を任せた影響か、個別株の動きが再び不安定になっています。水準の高い半導体やデータセンター関連は、利食いの対象になりがちですよね。昨日の下げも、20日という「ポイントの日」にあたるため、予定通りの動きとも言えます。つまり、運用者が日程に沿って売りを出していると見ていいでしょう。
昨日のライブ配信で「一時前後で底を打つ」と話しましたが、その通りの展開でしたよね。つまり、市場を壊すほどの売りではなく、前場の売りは後場に入ると平均値以下でも問題ないため、目先の空売りが買い戻されたり、先物と為替の組み合わせでヘッジしたポジションが解消される動きでした。それでも、上値の重さは変わらず、今日の相場も売りが優勢になる可能性が高いと感じます。
理想を言えば、週末の処分売りが早めに出て、相場の下値が固まれば面白いのですが、八専(陰陽五行で相場の転換点になりやすいとされる時期)が明日で終わるため、反転の可能性もゼロではないんですよね。ただ、2月は短いうえに祝日が多く、市場全体が焦り気味になる傾向があります。そのため、こうした場面では冷静さを欠いた投資行動が増えやすく、2月15日に下げた影響から30日ルールが働くことで、月替わりに需給が崩れる可能性もあります。
ここまで経済の見通しが不透明で、需給の動きまで複雑になると、本当に読みづらい市場になってきます。だからこそ、毎年2月後半は相場が急転しやすいんですよね。そして、そこにトランプ氏の影響が加わることで、振れ幅がさらに大きくなり、大口投資家が市場を動かしやすくなっています。
こんな時こそ、仕手株が欲しいですね。