3月16日:今週の市場の見方
今週の見方
週末のNY株式市場の動きを受けて、先週まで「まだまだ大幅安が続く」と言っていた人たちが、急に「配当狙いだよ!」とか「38,000円までは戻るよ」と言い始めたのが印象的です。確かに、底堅さは認めるものの、テーマが見えづらく、結局は指数しか当てにならない状況が続いています。
軍需関連株や、その強化から派生する機械株が強いのは分かりますが、個人的にはそういう方向に行きたくない気持ちが強いです。一方で、「将来に向けた成長テーマ」になり得る銘柄はあまり動いていません。それも仕方がないことかもしれませんが、もしもう一段市場が強くなった場合、今期だけでなく来期も計算しやすい内需のインフラ関連やAIシステム関連に注目したいと考えています。
市場の現状と課題
先週はなんとなく強気に回り、日経平均の押し幅が自分の考える水準まで下がってきたので、機械的に先物中心に買いを入れました。ただ、後場がつまらないことが多く、上昇しているのは総体的な上げと、特定のニュースに反応した個別銘柄ばかり。情報が十分に行き渡っていないと、なかなか乗りにくい相場でした。
また、企業が突然スタンスを変えるケースも増えてきており、中には「これは騙しでは?」と思うような動きを見せる企業も出てきたので、慎重な姿勢を崩せません。今回の市場の上昇は、次の下落局面でも同じような展開になる可能性が高いと考えています。特に、現在の企業業績は、関税の影響がまだ反映されていない状態です。しかし、市場では「この数字をネガティブに捉え、今後さらに関税の影響が加わる」と警戒感を強める動きが目立っています。
さらに、外資系が前回のトランプ政権時に市場が12%下落したケースを現在の状況に当てはめてくることで、「今回もそれくらい下がるはずだ」というプレッシャーをかけてきているのが気になります。
今後の展望
関税の影響が本格的に企業業績に反映されるのは4月半ば以降。つまり、それを見極めるためには源太カレンダー
4月2日を軸に市場の動きを観察することが重要になりそうです。今回の相場では銘柄選定が難しかったため、先物中心の取引となりましたが、今後の戦略としては、
●関税の影響を受けにくいITソリューションや技術的に強い好決算株
●構造改革を進めてきた企業
●化学系などの下がりにくい銘柄
を中心に考えています。また、高配当銘柄や、EUの軍備拡大と景気刺激策の両方の恩恵を受けそうな企業にも注目したいところです。ただし、現状は「攻めすぎるのもリスクがあるが、完全に守りに入るのも得策ではない」という状況。リスク管理をしながら、メリハリをつけた投資が求められます。
最後に
この市場は、短期間での動きに対して警戒が必要であり、確信が持てるタイミングまで慎重に構えておくべきでしょう。石破首相の発言が市場にどのような影響を与えるのかも注視しつつ、政治の動きにも気を配る必要があります。
今や、野党と自民党のどちらが「辞めてほしい」と思われているのかも分からない状況になっています。市場関係者としては「変わってほしい」という期待はあるでしょうが、現状の自民党では選挙が戦えないし、野党もこのままの方が有利という、何とも微妙な構図になっています。
結局、株式市場もこの政治的な葛藤と似たようなもの。市場がどちらに振れるのか、慎重に見極めながら進めていく必要がありそうです。