妥当な下落(4/21お昼の講義)
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「21日前引けの日経平均株価は3日ぶり反落。前週末比429.93円安の3万4300.35円で前場の取引を終了。」
この下落から何が出てくるか、何がしぶといかを見ていきたいと思います。この市場の難しさは、週末もそうでしたが、一部の必需品からの上昇だけでは盛り上がりきらない点です。市場で懸念されていた企業が上がったのは先週末で、本来上がるべき「関税恩恵型」や「円高メリット型」はすでに相当高い水準にあるため、全体が上がることはなく、出遅れたものが上がる感じになっています。それが貿易関連株を買いに来ていたわけですが、続くとは思えないですよね。
この話は週末にもしましたが、上がり過ぎた恩恵株などには修正の時間が必要ですから、こういう下落は仕方ないと思います。特に今週は、M7の決算がNYで発表される予定ですし、経済指標次第では不景気入りを肯定するような結果も出るかもしれません。だから、先週末に買うべきではなかったということです。そうした不可解な動きがあったのは、今日は修正され、さらに円高(午前11時時点で1ドル=140円96銭前後)になったため、まあ仕方がないですね。
それでも、何度も買いが入ってきていましたし、しつこい物色は、持っていない株式に対してのみ現れているという状況です。だんだんとイライラ感と参加人数の少なさから、少しナーバスになるかもしれませんが、上がっていない銘柄が下がる感じになると思います。短期売買が入っていなければ良いと思っています。
3927フーバーブレイン、4307NRI、9433KDDI