日程(4/28大引けの講義)
何かが噛み合わないまま、今日の後場は進みましたが、どうにも難しい展開でした。というのも、日米合意があれば良いのですが、合意があったとしてもその内容がどの程度か、という話ですし、その代わり次に何をしてくるかがポイントになっていますよね。ですから、ここまで上がってきたものは確実に益出ししたいという思いが強く、売りたいと思っても、ここで何かが出てくるかもしれないという気持ちもあるわけです。こうなると、少し動きにくくなり、弱気も強気も中途半端な状態になったのでしょう。
そのため、売る理由ははっきりしているのですが、だからこそ多くの人が投げているため、市場はどの程度の流れがあるのかが分からないという状況になっています。つまり、株価水準としては、本来ならここまで下がればそれ以上は何か進展がないと無理だと思うんです。
そんな中で、個人投資家の多くから「売りですか?」「買いですか?」とよく聞かれますが、まず「分からない」というのが正直な答えです。そして、うまい返しとしては、「上がるとは思いますが、米国の対応次第ですね」と答えるのが無難でしょう。どちらにしても大丈夫なように言うだけです。
自分としては、ここは上がったとしても、決算は良くないと思っていますし、個人投資家がほとんど楽しんでいないこの連休の始まりは、動きにくいと感じるのは当然です。プロの投資家も同じだと思いますよ。
155A情報戦略テクノロジー、3687フィックスターズ、2413エムスリー