しぶとくなってきた(5/1朝の講義)
「30日の日経平均は+205円の3万6045円となり、5日続伸。米国株式市場はまちまちでした。ダウ平均は一時781ドル安まで下落するも、141.74ドル高の40669.36ドル、ナスダックは14.98ポイント安の17446.34で取引を終了しました。」
悪い経済数値に対して、一度織り込んで上がってきたのは良い結果です。無視して高いときは少し過熱感がありますが、一度警戒してから最後に上昇してきたので、「それはわかっている」という市場の「熟成」が効いていると感じます。それにより、市場は「それで?」という反応になり、後はトランプ政策に集中できるようになります。
最悪の状況まで売り込まれているので、ここからは何を緩めるのか、何にこだわるのかという見方になってきます。そして、世の中が進むためには、何が衰退できないのかを選択する力を持ってきています。そういう意味では、原発や自動運転、AIなどが投資対象として見え始めてきたのがわかります。トランプ氏が「6月には」と話していることからも、そうしたイメージができてきますね。
もちろん、自分はトランプ氏や石破氏を認めているわけではありませんが、株式投資は批判だけでは成り立たないものです。どこかを批判しても、何らかのプラス要因はあるわけで、そうした視点も大切にしたいと思います。地合い的には気迷いがあるでしょうが、ここはワンチャンスがありそうになってきました。昨日押したものから少し考え、なぜ強かったのかを振り返っておくべき要因でしょうね。
7011三菱重工、4062イビデン、3333あさひ