業績と株価(5/14朝の講義)
「13日の日経平均は+539円の3万8183円。NY株式市場、ダウ平均は-269.67の42140.43、ナスダックは19010.09(+301.75 +1.61%)と大幅続伸となった。」
ここからは平和問題がありますが、基本的には業績と株価の釣り合いが重要です。昨日のNY市場を見ても、半導体や情報技術など、今後必要とされる分野はしっかりしていました。一方、オールドファッション的な株式は少し甘かったですね。そう考えると、市場は非常に素直な動きになったと思いますし、日本でも過剰に売られていた半導体が、この反転で二段上げを演出したのは、まさにその分野の企業たちでした。
今後、これが一巡した日本と、まだ買いに来たNY市場で差が出るのではないかと思います。しかし、半導体や自動車、鉄鋼については別枠で買いのチャンスがあり、その他の部品に関しても、米国はまだゆるやかな追い風のような雰囲気です。また、サウジアラビアがアメリカでの投資を表明(6000億ドル規模の投資確約)したことなどから、アメリカン・ファースト志向が世界的に広がり、アメリカの意見が通り、トランプ政策が有利になってきたことも影響していると言えるでしょう。日本はまだまだ厳しい状況です。
今後求められるのは、正確な収益予想です。特に不動産や内需関連で過剰に買われた銘柄や、電鉄のように国内事情だけに依存する企業は少し買いにくくなり、過去に大きく売られた銘柄に対するリバウンド的な物色が進むかもしれません。しかし、最も重要なのは、どの企業の業績が有利になるかです。内需関連でも、情報技術やコスト削減型の技術を持っている企業が注目されるでしょう。
また、バイオ関連銘柄にも注目するべきという見方もあります。
6232ACSL、4592サンバイオ、3837アドソル日進