5月23日:今日の市場の見方

買いが非常に難しい市場で、昨日は安川電機にしてもトヨタにしても、非常に難しい立場の株式が前場の安値から下がらないんですよね。ですから、こうした動きの中で意外に堅いという市場です。しかし、メディア操作も効いてきて、身動きできない人が多く、中途半端な買い姿勢は、強い銘柄へ向かう性質があり、動きが変わる銘柄へと皆が向かう性質があると思うんですよ。

従って、こうした市場では世間の流れに逆らう必要があり、儲かった、上がったという結果は二の次にしておき、自分の持ち玉の中身を見渡すことが大事になります。買い要因が無いと言われていますが、日米交渉やトランプ政権の政策を考えた場合、時期的に関税問題は大きく動く時間帯で、これを放置すると減税を含めた多くの法案が動かなくなりますし、可憐な成果にも疑問が出てきますからね。

10%プラスαであれば良いとする日本政府ですが、そこまで認めさせた米国の交渉は成功と言えますし、世界全体で貿易に対して10%の徴収額となると、消費税を考えると大きな収益になります。しかし、本当にそれが良い結果になるとは思えないので、個人的には微妙だと感じています。こうした事が落ち着き、一時的に反発しても、6月は厳しいと自分は見ていますが、やけに高いクロスが多いので、将来的に上げて来るというのは理解できます。

とにかく、外資系ファンドの決算時期というのはいつも微妙で、20日までは強くても弱くても、そこから反対に動く時間があり、次のポイントの日の動き方で市場の目先が変わったりします。今日は「源太カレンダー」ポイントの日であり、そういった動き方は”主力株”を見る大事さなんですよね。

動くものに少し目が行き過ぎているので、自分の資産構築を少し考えてみましょうか。