銘柄記録7月6日:今週の市場の見方
7/6備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
7974任天堂は家庭用ゲーム機ハード、ソフトの製造・販売を手掛ける企業で、これまでに数々の有力ゲームを発売してきました。2025年6月5日に発売された「Nintendo Switch2」には世界的な注目が集まっており、今期は1,500万台の販売を計画しています。発売から4日間で販売台数350万台と好調なスタートを切りましたが、会社の見方は慎重だと思われます。2026年3月期の売上高は前年比+63.1%の1兆9,000億円と予測されていますが、為替は140円設定となっており、上乗せの可能性が高いと見込まれています。
5216倉元製作所は、液晶用ガラス基板加工事業からロボット、太陽電池、半導体分野への新規事業転換を進めている企業です。現在は収益構造の変革を行っており、決算は甘い結果となっていますが、ロボット向け事業が順調に成長しているほか、半導体関連では特にパワー系が動き始めています。同社の半導体事業もパワー系向けで、ペロブスカイト太陽電池に関しては、最近日経新聞でも注目されている材料です。市場の余裕ができると、こうした株式に注意が必要になると思われます。
8035東京エレクトロンは半導体製造装置大手で、開発・製造・販売及び保守サービスを展開しています。日経平均への寄与度が高いため、デイトレードなど短期売買に使われやすいですが、他の高寄与度銘柄に比べて株価が低い位置にあります。利益はエヌビディアなどが示すように伸びる可能性が高いと考えられます。最近、同社の役員が日本経済新聞のインタビューで、AI向け装置は付加価値が高く、今後も粗利率を上げる方針だと述べています。AI向け需要はエッチング装置以外にも広域帯メモリー向けやボンディング装置などで伸びていると説明されています。
3692FFRIはサイバーセキュリティ専業の企業で、標的型攻撃を防ぐ「ヤライ」で有名です。グロース株式が上昇する際に中心的な動きを見せてきましたが、現在は株価が失速しています。しかし、週末から少しグロース株の底打ちが見られ、日経平均が買い難い時間帯に入りました。本来実力を発揮すべきグロース株は、二回目の展開で強みを発揮することが多く、グロース株はマネーゲームの影響だけで動いているわけではないということが市場で評価されることを期待しています。業績は順調に伸びてきています。