銘柄記録7月16日:今日の市場の見方
7/16備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
6707 サンケン電気は先日までのにぎやかさは一気に冷えましたが、パワー半導体関連に再び注目が集まり、エヌビディア型の企業群に物色の流れが戻ってきたことから、株価は下げ止まっています。米国の半導体大手が2022年に同社の工場を買収したという背景もあり、技術面では高評価。ただ、人材不足の影響は続いていて、本格的な再成長にはまだ時間がかかりそうです。とはいえ、白物家電などの需要回復もあり、状況は少しずつ上向いてきている印象です。
6330 東洋エンジニアリングは南鳥島沖のレアアース関連として注目され、先日の報道をきっかけに一度動意づきましたが、現在は一服感。ただし、こういった材料株は、再び話題になれば動きやすい性質を持っています。特に中国との領有権や資源を巡る問題もあるため、今後の報道やリリース次第では、再び買いのタイミングが来る可能性も。押し目では徐々に拾っていくスタンスで見たいところです。
6941 山一電機は、半導体検査用ソケットで国内大手。需要は半導体の生産量に比例して伸びる傾向があり、製造装置大手であるアドバンテストや東京エレクトロンの動きに連動しやすいです。現在、製造装置関連の株が反転し始めている中で、同社も再び注目を集めやすくなっています。数字面でも今後に期待しやすい地合いです。
6997 日本ケミコンはアルミ電解コンデンサーで、世界トップシェアを持つ同社。産業用コンデンサーの需要低迷により苦戦していましたが、在庫調整が進んだことで、徐々に収益回復の兆しが見え始めています。自動車向けの先行きはやや不透明ですが、AIサーバー向けの出荷は堅調。高付加価値製品の比率も上がっており、関税対応では価格転嫁の余地がある強みを持っています。