銘柄記録8月24日:今週の市場の見方

8/24備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

2296 伊藤米久HDは三菱商事系で、伊藤ハムと米久が合併してできた会社。ハム・ソーセージなど食肉では首位です。前期は苦戦しましたが、価格転嫁で採算が改善し収益率は回復しています。米国の関税問題を考えれば肉食には有利ですし、メキシコ産食肉の行き場なども想像しやすい。決算も回復が目立ち、懸念しにくいタイプに見えます。

2181 パーソルHDは人材総合サービスで業界2位。事務派遣や転職支援、エンジニア派遣が中心の事業です。先日の決算で減益となり株価は下落しましたが、海外事業のシステム改革や人材募集コストの影響が前半に出たものとの見方もあります。安定感のある企業で、目標株価を引き上げるところも多いです。ステーブルコインを扱うJPYCに出資しており、ここは注意点ですが、週末には執拗な買いも入っていました。

1377 サカタのタネは野菜と花の種では世界首位の企業。インドと米国に成長投資を進めています。インドは食糧難と人件費の安さから食糧生産が世界的に重要視される場面ですし、米国は独自規定の問題があるものの、輸出しやすい農業へと変わろうとしています。熱波や天災による食糧不足が続く中で、農業関連はビジネス的にも注目されやすいと思います。

6696 トラース・オン・プロダクトは、情報管理用IoT機器の受注販売やシステム受託開発を行う企業。新電力削減システムや小売店向けDX端末の収益計上を開始しており、必要性の高い分野に取り組んでいます。拡大策よりも深掘りを重視していて、展示会開催など堅実な取り組みをしている印象です。最近はドコモショップでのデジタルサイネージ採用も決まり、少しずつ変化が見えてきています。