銘柄記録9月24日:今日の市場の見方
9/24備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
9001 東武は関東民鉄の中で最大の路線を持っています。北関東という立地から期待はあるものの、開発には難しい部分も多く、当面はスカイツリーを軸とした再開発に着手しています。収益率の高い路線はライバル電鉄が多いため、どうしても二番手、三番手扱いになる傾向があります。ただ、日光の存在もあって観光客が増加しており、宿泊を含めた客単価も上昇。利用者数の増加につながっています。現状では集客増に伴い設備修繕や投資が増えて収益が目立ちにくいですが、中身は相当良くなってきている印象です。
9076 セイノーは路線トラックの老舗で業界最大手。倉庫を軸にした輸送網を確立しており、早くから人手不足対策を進めてきたこともあり、人件費の上昇にも対応していました。収益は安定していますが、不景気を意識した動きもあるのか株価は大きく下落し、いまは7月前半の水準です。昨日は多少反発を見せていますが、日経平均を見る限り、すぐに業績が悪化するような経済環境ではないとも思えます。
6617 東光高岳は電力ネットワーク関連の機器を主体とする会社。東京電力系の東光と高岳が合併してできた企業で、電力ネットワーク分野では相当なシェアを持ちます。入札停止の解除やデータセンター関連の案件増加などで収益は急回復。ただ、中盤以降は償却費などが重なり収益面ではやや重さが見られます。それでも来期には整理が進む見込みで、新型スマートメーターの投入も考えると、押し目は注目しておきたいところです。
3967 エルテスは炎上対策や内部脅威検知に強みを持つ企業で、過去にも取り上げてきました。当時から株価は大きく変わっていませんが、改めて収益を見てみると本格的な力がついてきた印象です。リスク管理支援が順調に伸びており、とくに外部要因よりも内部脅威に関する案件が増加。自治体とのDX関連や、炎上・トラブル回避の事業も始まっています。AIの進展とともに技術水準はさらに高まりますし、炎上リスクを避けたいのは各社共通ですから、今後の動きも注視していきたいと思います。
