10月2日:今日の市場の見方

話すのが仕事なのに、人と話すことが苦手で、自分は思ったことの半分も伝えられないんです。ですが、伝えようとすると本当にくどいくらい言ってしまうから、相手に嫌われるんですよね。だから今は嫌われないようにするために、近しい人とはあえて会わないようにしているのですが、特に連絡も無いので「まあ、これで良いのだろう」と思っています。

それでも毎日人に会うから、どうしても深い話になるのですが、昨日なんか待ち合わせの店に行ったら入口がひどいんですよ。秘密のインターフォンから部屋を探し、承認されれば入れるという仕組み。築地の隠れ家みたいな場所で、そこまで重要な人じゃないのに、そういうのが好きな相手でした。

自分はうるさい居酒屋はあまり好きではなく、洋食店もうるさいから嫌いですし、誰も来ないところが一番好きなんですよね。そう考えたら昨日の場所は絶好で、相手は気を遣ってくれたんだと思います。つまり、自分は知らないうちに相手にプレッシャーをかけていたということ。自分の周りの人が「会いたくない」と思うのは、そういう理由なんだと気づきました。

株式も同じで、今が良いとか中身の問題ではなく、運用資金を減らしていると考えた方が理解しやすいんです。機械的な割合で売りが出るのは、我々が「割安だ」と思うよりも、他を買う資金に回すためと考えれば納得できます。ただ、自分はPER40倍や50倍になったら魅力を感じませんし、売られる存在として軽量株がありますが、基本的にはレシオの高い方から外されていくんですよね。

この厄介な市場は、そうした忖度の中で始まっているのですが、なんとも面倒くさいというか、中途半端な下げで、個々の下落の激しさだけが目立っています。そして、皆がそれに合わせるとなると「なるほど、そういう選択か」と思います。でも「自分は違う」という人はいないんですよね。AIで選択された売買だと思ってください。