選別物色(10/3朝の講義)
「2日の日経平均は+385円の4万4936円となり、5営業日ぶりに反発。米国株式市場は続伸。ダウ平均は78.62ドル高の46519.72ドル、ナスダックは88.89ポイント高の22844.05で取引を終了した。」
とにかく日経平均は強いのですが、一般株の安さで個人投資家は疲れてしまっています。金融機関や地銀は益出しの動きが出やすいのですが、不景気色が強いので一般株ではなく、選別された物色が中心。結果として、動きの悪い長期保有株を売って、半導体などの「旬」な銘柄に資金を集中する流れになっていて、結局は一番個人が買いにくい銘柄が買われるというパターンです。
本当に強い市場では起きにくい現象で、集中化から来る物色のために指数だけが強く見えてしまいます。ただ、半導体はうまく循環しているし、キオクシアのように適度に材料が出る銘柄もあるので狙いやすい雰囲気はあります。過熱感が意外とないのも、今回の市場の特徴だと思いますね。
とにかく、疲れが倍化するような市場で、普通の株式が下がるから総資産は減少傾向なのに、指数は上がっているという状態。神経を使う分、余計に疲れが取れない相場だと思っておいたほうがいいでしょう。なんかつまらない市場ではありますが、徐々に反応も広がってきていますから、我々は「今」を無理に取らずに、資産構築だけに焦点を置いて頑張るのが良いと思います。
7545西松屋、3185夢展望、2503キリン
