銘柄記録10月7日:今日の市場の見方

10/7備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

6762 TDKは電子部品の大手。同社のようなセンサーやスマホ向けの二次電池などは、見直されてもおかしくないと先日も書きました。意外に寄与度も上位ランクなんですよね。日経平均先導役の半導体が止まっても、水準維持には建設株などがよく使われますが、普通に物色の流れならこのラインがあってもいいと思います。EV車の出足の悪さはありますが、関税も落ち着きつつありますからね。

4543 テルモは医療機器の大手で、カテーテルなど心臓血管分野に強い企業。長く続いたリストラも峠を越えて、生産性に焦点を当てた改革が終盤に入っています。英国社を買収するなど前向きな動きも出てきました。関税の影響はあるものの、減損処理が少なくなり増益を確保。加えて、米国工場への移転など柔軟に対応できる体制があり、底堅さを感じます。

9076 セイノーは路線トラックの業界最大手。株価は低迷していましたが、先週も触れたように明らかに買いが入ってきています。持続性は日々では読みにくい部分もありますが、高市政策で景気が良くなるなら運輸は狙いの範疇に入るはず。前期には大規模な機械化を断行し、積み荷移動の省力化や倉庫の近代化で収益力を高めており、その強みは健在です。

2503 キリンは飲料大手。原材料高で前期は大幅な減額となりましたが、今期は価格転嫁が進んだことで浮上しています。さらに想像以上の猛暑で飲料需要が高水準にあり、繁忙は続いています。研究開発費用の重さはあるものの、健康飲料の好調で吸収可能だと思います。加えて、来期後半にはビールの減税効果も寄与してくる見通しです。