銘柄記録10月8日:今日の市場の見方
10/8備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
4704トレンドマイクロは、個人や法人向けのセキュリティ対策製品・サービスを提供しています。2025年1-6月期の営業利益は前年比+16.5%の284億円で着地しました。海外子会社の清算があったため、会社計画は減益予想でしたが、日本の法人向け売上の伸びが寄与した模様です。高市政策からもセキュリティ分野は進みやすいと思いますし、市場が一時的にとらえすぎている気もしますね。
2002日清製粉は製粉シェアトップ。海外M&Aにも積極的で、価格もコスト転嫁できる点は有利な企業です。実際、米国に大規模工場を建てても不思議ではないですからね。天候不順などの影響があっても価格転嫁しやすい業種ですし、工場建設資金や研究開発費の増加があっても収益は順調に伸びています。省力化も進んでいますし、PER14倍前後なら有利な水準だと思います。
9142九州旅客鉄道は、JR九州の新幹線がインバウンドや国内旅行者の増加で繁忙。在来線も観光やイベント需要で堅調です。さらに料金値上げがそのまま収益に寄与してくるのも強みですね。すでに観光客向けの大きな設備投資は進めており、そこにホテルなどの不動産事業が加わって、積極的な展開が成功しているように思えます。不必要な不動産売却も進めており、資産の効率化を図っている点も注目したいです。
9735セコムは警備業界の首位で、センサー付きシステム警備が主流です。利益の伸びは順調ですが、半導体などと比べると将来性や収益成長が物足りないと見られ、乗り換えの売りで株価は低迷しています。ただ、この水準まで株価が上がってくると、むしろ主力株を買いにくくなり、逆に同社のような存在が見直される場面もあるかと思います。昨今の世情を考えると、やはり大事な企業ですし、安くなればゆっくり仕込むのも一つの考え方でしょうね。
