10月24日:今日の市場の見方
NYの反発のタイミングが非常に良かったんですが、ここで上がってきたら少し流れも良くなるような気がしてしまいますよね。しかし実際は、ソフトバンクの大商いから一旦は休憩したいでしょうし、同社とアドバンテストで3000円も上げた日経平均ですから、少し考えないといけないと思うんですよね。
そうした週末ですから、強くなると先日の急騰がイメージされますし、空売りの方は手仕舞いしたくなる週末になります。
そして、スピード重視で買う人は週末の持ち越しが難しい水準なので、売って終わりにしたくもなります。まあ、力関係次第ですが、そうした微妙なバランスで推移する日本株は本当に難しいんですよね。
ですから、自分が一番困るパターンは、先日のように“上げの可能性を日経平均連動型に求める”ケースです。せっかく反転しはじめた個別株が目先の投資で買われていても、引けに下がってしまう。いや、難しいのは、しこりの少ない日経平均寄与度組と、好決算なのに運用上の理由で売られてしこりが残っている企業では、前者のほうが軽いんですよね。だから、また同じようなことになるかも…なんて思ったりもします。
つまり、一般株は「売りたい強気」の状況に追いやられているんです。そうした流れの中では、少し弱くなると“トントン以上なら売り”という動きが出てしまいます。こうした流れから見ると、今日の週末はやや混沌としそうですし、改めて米国経済の見えにくさや、高市政権への期待はあっても“実際どうなのか”という不安も残りますよね。
今日は、そういう気持ちで市場を見られると思っています。それでも、自分はやっぱり“好業績をゆっくり買う”方が合っているんですよね。
