銘柄記録10月24日:今日の市場の見方

10/24備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

1802大林組は関西企業で、昔から天満にでかいビルがあります。関西企業の象徴的な存在で、「大阪IR株式会社」の株主でもあります。目先の“維新トレード”とは違い、「万博跡地開発」という大きな構想で見たときに、IR建設の施工者としての部分が生きてくると思います。関西の開発がいよいよ東京のように海に向かいはじめた、と言っていいでしょう。

3984ユーザーローカルは、ビッグデータ解析ツールやAI(人工頭脳)を使った業務支援ツールの開発・提供を行っています。チャットボットやマーケティング分析が好調です。フィジカルAI関連とはやや距離があるように見えますが、AI最適化対応などの研究が進んでおり、足元の業績は良いのに株価は人気薄。内需株であるがゆえに売られているという、この地合いらしい展開です。好業績で株価が安い上に、次世代研究をしている企業は狙い目だと思います。

6503三菱電機は、先日指摘したセキュリティ事業のM&Aや、もともと強いFA分野(工場自動化)から、自動制御や現場に合わせた環境構築などを行っています。フィジカルAIという文脈では、国内でも存在感のある企業のひとつです。過去の「家電の三菱」から大きく変化してきた印象で、パワー半導体の分野では高市関連とも言えます。こうした物色に格差はありますが、同系の銘柄が狙われているなら循環してくる可能性もあり、逆張り的に対応できそうです。

2317システナはソフトウェア開発支援の会社。端末中心から次世代自動車向けへと事業をシフトしてきており、好調です。次世代自動車におけるソフトウェア需要は大きく、拡大を背景に業績も好調。ここからさらに研究が進めば、自動化技術の中核を担う存在にもなり得ます。金融相場で跛行色の強い今のうちに、業績や技術に強みを持つ企業を押さえておきたいですね。