11月20日:今日の市場の見方
市場はエヌビディアの決算発表待ちというスタイルでした。こういう時は、その後も外資が好き放題やって、日本人が成果を上げにくいことが多いんですよね。一部の友達が「追証になった」と言っていましたが、そこまで買う気力のある人は、不注意なのかもしれませんが、それでも頑張ってほしいものです。
自分はあかんたれなので手が出なかった、というのが正直なところです。下がったら買えるんですが、下がり過ぎると下を見たくなるし、さらに下がると怖くなるんですよね。その経験があるからこそ、現状は「下がったらもっと下がる」という気がしてしまう。テクニカルでは4万6000円や4万4000円なんて計算も出ています。
ですが、上がったときも年末は「6万円だ」「7万円だ」と言われていたわけで、要するに心理は同じなんですよね。上がると、上がったときの記憶から「売りたくない」という気持ちが強くなるし、どこまで行くのか見てみたくなるものです。
こういう時に精神的なバイアスをかけられたら、簡単に上下どちらにも振れてしまいます。この場面で手が出せていないと、上がりはじめたら「戻り天井」が怖くなるし、下がるとガラが怖くなる。だから、手が出ないというのが実情で、昨日の後場は「好きにしてくれ」という心理でした。日経平均が上げ下げしても、上がっていた物が売られ、下がっていた物には買いが入らないという形。
これでは儲からないですよね。運用者は決算期で買わないし、個人は短期売買に徹している。外国人は12月SQに備えて仕掛けを作っていますから、なおさら動きにくい。
だからこそ、自分は「投げられた好業績」を買うのが一番だと思っています。勝負するなら、日立のような少し大きめで体質の強い銘柄になります。しかし、上げもおかしいし下げもおかしい。段々と狙われる物が狭くなってきていますね。
