リバランス売り(7/29大引けの講義)
リバランスの売りが出て苦しい展開でしたが、それでも売り過ぎていた分、引け前は買い戻しの動きになってきましたよね。ですから、今後のことを考えると、昨年の動きとは違っていて、多少なりとも期待が持てるのかなと思いました。つまり、「玉手当がついた」という感じです。昨年は「明日はないはずだ」という、願いにも近いような空気が強かったですからね。そして、引け後に6857アドバンテストのAI向け半導体が好調という好決算が出たことで、先物が一気に上昇してきました。
ただ、ここ最近は、夜中と昼間の動きがまるっきり真逆ということもありますし、夜中は高くても、朝になってトランプ氏のひと言で売り物が出る、なんてパターンもあるのでしんどいんですよ。ずっと緊張状態が続くような相場で、その緊張した市場がなかなか本来の「安心感」を与えてくれません。結局、今日は下げ幅の7割くらいは戻したわけですから、ここからの先行きは本当に読みづらく、面倒な展開になります。
これが単なる需給の問題として片付いてくれるのかどうかがカギですが、この「解釈」が朝になったら、市場の見通しや心理の部分でネガティブに変わってしまうこともありますからね。「どうかひとつ…」という気持ちと、日本株は出遅れているというイメージから考えたら、まだまだ上はあると思うんですが…。なんとも悩ましい動き方をしているので、なかなか踏ん切りがつかない形になります。
6981村田製作所、6597HPC、4592サンバイオ