7月29日:今日の市場の見方
昨日のTVでの占いは12位。特に気にはしていないつもりなんですが、今月に入ってから、朝の占いで上位に入った日がほとんど無くて、最下位近辺ばかりが続いてるんですよね。気にしないと言いながらも、だんだん気になってくるんですよ。しかもTVでは「ごめんなさぁ~い、最下位は…」なんて軽く言うから、ついつい気にして見てしまって、占いを見ないと家を出にくくなったりしてます。占いって“運命”の話なんだから、謝られてもどうしようもないというか、なんか軽い「ごめんなさい」が多い気がします。
さて、石破首相が続投を表明しましたね。ちゃんと精査してみれば、自民党は確かに選挙では大敗でしたが、健闘した議員も少なくなかったようで、それも一理あるのかなと。ただ、内閣支持率はかなり低くて、新聞ごとにバラツキはあるにせよ、「首相にふさわしい人物」で石破さんが1位だったり、「辞任すべき」「続投すべき」が拮抗していたりして、結局は“代わりがいない”という印象なんですよね。敗因も石破さんひとりの問題というよりは、過去から続く自民党の体質そのものだという見方の方が強いですし。
自分としては「責任を取るなら再選挙でいいんじゃないか」というくらいの感覚ですが、「辞めなくてもいいかな」という気持ちもあって、多くの人が同じように感じているんじゃないかと思います。だから、この市場の難しさって、そういう分かりにくい政治の中で、昔のように“放っておける政治”じゃなくなってること。そして、リバランスの需給の流れと、企業決算は関税の影響で良くはないというイメージ。買いづらくなってるということですよね。
実際、悪い決算も増えてきていますし、「4万円」という今の水準にそぐわないような銘柄も出てきてます。政治の混乱による買いにくさ、需給の押し、加えて決算の不透明さ…こうなると、決算確認するまではなかなか手が出せない、難儀な部分が強くなります。昨年も、似たようなタイミングで下げがきつくて、特に8月5日には意味もなく大きく下がって、「買いすぎた半導体」のせいで終わったイメージが強いんですよね。
今回は多少、幅広く買われた印象はあるんですが、それでも投資家の気持ちが切れてしまえば、結果は同じです。しかも、海外勢がバカンスに入れば、買いの手が一気に鈍くなるというのも、毎年おなじみの流れですし。結局、「空売りが儲かる」なんて空気にもなりそうですが、逆に今日明日で反転するようなことがあれば、市場のムードは一気に変わってくると思うんです。資金自体は市場に多くありますからね。