反転(7/31お昼の講義)
「31日前引けの日経平均株価は5日ぶり反発。前日比366.21円高の4万1020.91円で前場の取引を終了した。」
米国の企業好決算を受けて、日本株は強く推移しました。物色の流れが個別株中心になってきているので、日経平均にあまり左右されない強さが出ているんですよね。そうした動きがあったからこそ、市場では「気がつけば4万1000円台にいた」という感覚だったと思います。休養もしっかり取っていて、過熱感もそこまでないですし、むしろ過熱感のある銘柄も強いけど、「そこには手を出しにくいから他でいいや」という発想で資金が回っている間は、まだ強く推移しそうな気がしています。
さくらインターネットが反発してきましたが、減収ということで大きく売られていたんですよね。でも、同社の減収はすでに織り込み済みでしたし、技術力もありますし、官公庁にも強い独自のデータセンターを持っていますから、もともとの評価は高かったはずなんですよ。だから「あれ?」と思って見ていたら、やっぱり空売りが多かった。どちらかというと、個人投資家の強弱感が出やすい銘柄なので、今日は買い気が強かったということなんでしょうね。
まあ、ここからどうなるかは分からないですけど、こういう動きになってくると、普通に好業績の銘柄が強くなりますし、コンセンサス以上だったのに売り込まれていた村田製作所なんかも、あれはさすがに売られすぎだったと思います。そういう“やりすぎ”の修正が入ってきている今の4万1000円台は、価値があると見ています。
4011ヘッドウォーター、3778さくらインターネット、3984ユーザーローカル